1-8  否定の表現ne ~ jamais rien/c'est ~ de 不定詞

Les grandes personnes ne comprennent jamais rien toutes seules, et c'est fatigant, pour les enfants, de toujours et toujours leur donner des explications.

“大人たちは助けなしでは決して何もわからないので、いつもいつも彼らに説明してあげなといけないため、子どもたちはうんざりする。”.

 

・Les grandes personnes:大人たち

・comprennent(現在形)<comprendre 動:理解する、わかる

・ne ~ jamais:決して~ない ★1

・rien 不定代名:何も ★1

・tout seul:ひとりで、助けなしで

・c'est:それは~です ★2

・fatigant 形:疲れさせる、うんざりさせる

・pour 前:~のために、~にとって

・les enfants:こどもたち

・toujours et toujours:いつもいつも

(「いつも」を繰り返して強調。英語のagain and againのような表現)

・leur 人代:彼らに

・donner 動:与える、あげる

・explication 名f:説明

 

 

★1 否定の表現 ne,  jamais,  rien

一番代表的な否定の表現は動詞をne ~ pasの形でサンドするやつです。☞1-5

が、否定の表現はそれだけではありません。ne ~ pasと同様、neとセットで使われるのが、ne ~ jamaisで「決して~ない、絶対に~ない」という表現です。英語のneverのように強い否定を表します。

 

rienは英語のnothingにあたる言葉で、ne ~ rienの形で「何も~ない」という意味になります。

この3つがまとめて使われ、ne ~ jamais rien「決して何も~ない」となっています。

 

本文)Les grandes personnes ne comprennent jamais rien toutes seules

→ 大人たちは助けなしでは決して何もわからない

 

 

★2 c'est ~ de 不定

早速ですが、まずは本文を区切って訳してみましょう。副詞句toujours et toujours「いつもいつも」(英語のagain and again)は文構造には関係ないのでとりあえずわきに置いときます。

 

c'est fatigant / それはうんざりさせる

pour les enfants / 子どもたちにとって

de leur donner des explications / 彼ら(大人たち)に説明を与えることは

 

では、これの英訳を見てみましょう。

 

it’s tiresome / それはうんざりさせる

for children / 子どもたちにとって

to explain things to them / 彼ら(大人たち)に説明を与えることは

 

どうでしょうか?何か見覚えのある構文が思い出しませんか?

そうなんです。

「c'est ~ de 不定詞」は「it’s ~ to不定詞」と同じ構造を取ります。

 

「it’s ~ to不定詞」のitは仮主語のitと呼ばれるものです。(形式主語とも言う)

to不定詞以下が本当の主語(真主語)ですが、to不定詞の主語が長い場合、文頭にもってくると頭でっかちになります。そこで、itを仮の主語として代わりに文頭に置き、to不定詞の真主語を後にもってきて文のバランスを整えます。これが仮主語のitの用法になります。

フランス語も同様に考えることができ、c'est = it’s de = to とそっくり対応します。

さらには、de不定詞、to不定詞の動作主をそれぞれpourとforを使ってpour les enfants、for childrenと表し、こちらもそっくりそのまま同じ形になっています。

 

本文)c'est fatigant, pour les enfants, de toujours et toujours leur donner des explications.

→ いつもいつも彼らに説明してあげることは、子どもたちにとってうんざりすることだ。

 

 

 

J'ai donc dû choisir un autre métier et j'ai appris à piloter des avions.

“それゆえ、僕は他の職業を選ばなければならなかったので、飛行機の操縦を覚えた。“

 

 

・donc 接:それゆえ、したがって

・dû(過去分詞)<devoir 動:「devoir+不定詞」で~しなければならない

・choisir 動:選ぶ

・autre 形:他の、別の

・métier 名m:職業

・appris(過去分詞)<apprendre 動:学ぶ、覚える

⇒ apprendre à 動詞原形:~するのを学ぶ、~するのを覚える

・piloter 動:操縦する

・des 冠:un、uneの複数形

・avion 名m:飛行機

 

J'ai donc dû choisir / それゆえ、僕は選ばなければいけなかった

un autre métier / 他の職業を

et j'ai appris / なので僕は覚えた

à piloter des avions / 飛行機の操縦を

 

 

 

J'ai volé un peu partout dans le monde.

“僕は世界中のあちこちを多少飛び回った。“

 

・vole 動:飛ぶ、飛行する

・un peu:少し、やや、多少

・partout 副:至る所に、あちこち

・dans:~の中で(に)

・monde 名m:世界、地球

 

 

こんな感じで今日も終わりました。

フランス語の中に英語の文構造を発見すると急に視界が晴れたように文の意味がクリアになります。この感動はたまらんです。ではでは、また次回。